マンガ刊本アーカイブセンター(MPAC)開設

令和5(2023)年12月11日、国立大学法人熊本大学が文化庁メディア芸術連携基盤等整備推進事業として受託しております「マンガ刊本アーカイブセンター(MPAC)」が熊本大学文学部附属国際マンガ学教育研究センター内に開設されました。

MPACは、Manga Publications Archive Centerの略で、マンガ刊本(=雑誌・単行本)の保存・活用に関する相談窓口です。個人や自治体、出版社等の相談を受け、刊本の収蔵についてアドバイスや関係機関同士のネットワークづくり、刊本保存利活用のノウハウの提供などを行います。

MPACのめざすもの

近年はマンガをオンラインで読むことの需要が高まっていますが、長きにわたり、マンガの「刊本」(=雑誌・単行本)は、作品が公表される最終形態でした。

MPACは、マンガ関連施設・団体・個人等の全国的なネットワークにより、「これまでに出版されたすべてのマンガ刊本(雑誌・単行本)を、少なくとも1冊ずつは後世に残す」ことをめざしています。

全国関連施設のネットワーキング

後世に「少なくとも1冊ずつのマンガ刊本(雑誌・単行本)を残す」という目的のため、全国のマンガ関連施設や専門家(刊本ネットワーク構成メンバーに在籍している研究者や学芸員・司書等)とのネットワークを構築していきます。

【「刊本ネットワーク」の構成メンバー】(創設時点)

創設時点での「刊本ネットワーク」メンバーは以下のとおりです。

横手市増田まんが美術館、明治大学 米沢嘉博記念図書館、京都精華大学国際マンガ研究センター/京都国際マンガミュージアム、北九州市漫画ミュージアム、熊本大学文学部附属国際マンガ学教育研究センター、特定非営利活動法人 熊本マンガミュージアムプロジェクト(NPO法人クママン)、合志マンガミュージアム、高知まんがBASE、少女まんが館

今後もネットワーク強化に努めていきます。

マンガ刊本アーカイブセンター(MPAC)

受付窓口相談受付時間
平日 10:00~17:00 TEL/FAX 096-342-2307

刊本の保存・利活用についてお悩みの方の相談を受け付けておりますが、あくまで相談窓口であり、刊本のお預かり・保管等を確約するものではありませんので、予めご了承ください。

熊本大学文学部附属国際マンガ学教育研究センター ウェブサイト
「マンガ刊本アーカイブセンター(MPAC)開設のお知らせ(文化庁委託事業)」2023年12月11日
https://www.let.kumamoto-u.ac.jp/manga/news/news/20231211/

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