1981年、茨城県生まれ。2019年、東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現領域博士後期課程を修了。博士(美術)。ロトスコープという実写映像をベースにアニメーションを制作する方法に着目し、シュルレアリスムなどの20世紀の前衛芸術運動と比較し体系化した独自のロトスコープ論を確立。ロトスコープによる混淆する運動やその非完結性の探求を続けている。アニメーションという表現を柔軟に捉えており、美術や映画の領域を越境して作品発表を行うほか、コミッションワークも手掛けている。2015年オランダアニメーション映画祭でグランプリ受賞。2022年より新千歳空港国際アニメーション映画祭のプログラミングチームの一員としてコンペティション短編部門の選考を行う。コミッションワークとしてカルバン・クライン、『ニューヨーク・タイムズ』紙の「Opinion」、ドキュメンタリーフィルムなど多数のコラボレーションを行い、サンダンス、The One Show、ニューヨークADCなどでも賞を受賞している。

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